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アンチアカデミー スペシャル対談 第7弾
伊藤:若い女優さんにぶっ飛び系の演出をするのは相当崩してあげなくてはダメなんですか?
深作:いや、そんなことはないですね。なんか、皆やりたがっているんです。発散する演技ってものを。その場所がないだけですので。僕がやるのはアクション映画が多いので、やっぱりキレイに撮るよりも、バーンと弾けた瞬間が見たいんですよね。だから、アイディアにしても、どれだけ見たことのない画が撮れるかだったし。今回も『エクスクロス』ってやつは、見たことのない鈴木亜美ちゃんを撮りたかったので。あの鈴木亜美ちゃんがチェーンソー振り回してお芝居するんですよ。そっち系をやってみたいという・・・、はい。
遠藤:必ずアイドルは呼ぶんですか?
深作:いや、そういうことはないんですけどね。
遠藤:でも、出るから凄いよね。
深作:そうですよね。やって下さるから。最初は本当にやるべきでしょうか?って亜美ちゃんにも相談されちゃって。正直やるべきじゃないと思う、って言いましたね。でも、アクション映画で自分の弾けた瞬間を表現出来る作品ってあまり出会えないと思うんですよ。だから、ご一緒してよかったし、楽しかったって感じですけども。
遠藤:監督の作品の場合、そういう弾け飛んだ後の結末ってどうなってくるの?飛びっぱなしになっちゃうの?悲しくなってきて、笑いで飛ばしちゃうとか?
深作:そうですね、その今回の『エクスクロス』では初めてその笑いオチってのをやったんですけど。今までは、どうしてもハッピーエンドにしなきゃいけないんじゃないか、って思っていた自分がいて。それを無理してやっていたんですけど。初めて笑いオチをやってカミングアウト出来たような気分で(笑)。さっき(アンチアカデミーの)マニフェストを読ませていただいたんですけど、上手にまとめる作品は・・・って、これ俺の事だって痛く読んでいたんですが(笑)
遠藤:弾け飛んだ時って結末が大変だよね。まとめっていうかさ。
深作:そこまでの積み重ねだと思いますよね。
(to be continued...)

遠藤憲一(俳優)
深作健太(監督)
伊藤さとり(映画パーソナリティ)
なかざわ ひでゆき(映画/ポップ・ミュージック研究執筆家)